本朝金瓶梅

本朝金瓶梅 (文春文庫)

本朝金瓶梅 (文春文庫)


本朝金瓶梅―お伊勢篇 (文春文庫)

本朝金瓶梅―お伊勢篇 (文春文庫)

飛行機の長い時間の旅には官能小説がいい(笑)と思っている。それもあまり下品ではないもの(笑)
というわけでもないが、今回は成田からイスタンブールの飛行機の中で読んでみた。

前からあの「金瓶梅」を林真理子が江戸時代に展開し、金蓮が「お金」、月嬢(正妻)が「お月」とか、金持ちでいい男、西門慶は江戸っ子になっている。街中でお金が毒殺した夫の弟、武松と顔も知らずにすれ違うところなどは非常にドラマチックである。

私は携帯コミックで「まんがグリム童話 金瓶梅」を愛読しているので、対比が面白い。

金瓶梅 12 (まんがグリム童話)

金瓶梅 12 (まんがグリム童話)


「まんが」を読んでいる人は面白く読めるだろう。

まあ、本物は読んだことがないんだけど。

時代劇好きとしてはなかなか楽しめた。続編では天下の色男、西門慶がEDになってしまい、お伊勢参りとともに回春の秘薬を求めて旅をする、という話らしい。