操体臨床の要妙パート? 皮膚からのメッセージ

皮膚からのメッセージ

皮膚からのメッセージ

まだ、Amazonでは買えないようだが、遂に三浦寛師匠の「操体臨床の要妙パート? 皮膚からのメッセージ」が発売された。明るいブルーのハードカバーの本である。
この本は企画当初から見守ってきた本で、私にとっても『やっと出たか』という気持ちがある。本当は8月末の京都フォーラムに間に合うはずだったのだが、諸般の事情で遅れ、マドリードにも間に合わなかった。日本に帰ってきた9月24日、都心に向かう車の中でたにぐち書店に電話を入れ、9月23日に本が完成したことを知った。

操体臨床への道しるべ―快適感覚に導く診断と操法

操体臨床への道しるべ―快適感覚に導く診断と操法

操体臨床の道しるべ」が2007年末だから、約三年ぶりの新刊になる。この時も途中師匠が入院したりして、発売が伸びたりした。「道しるべ」が出た直後から、師匠は要妙パート?の執筆にかかっていた。最初の手書き原稿を出版社が入力したものを私が校正し、それを更に著者と編集者がチェックしたのである。
本来、優秀な編集者がいれば、著者はアイディアを出せばいいという話も聞いたが、私達が書いているのは、専門書なので、なかなかそうもいかない。特に操体は特殊な『操体用語』というものが出てくるし、橋本敬三先生が使われていた、古典的な医学用語を使い続けているからだ。からだの動かし方にしても、ある部位を、「他の部分を動かさないで、そこだけ動かす」のではなく、末端関節が動くと、全身形態に動きが連動する、とみるから、書店で売っている筋肉解剖図とはちょっと違うところもある。

皮膚に興味があるのだったら是非ご一読あれ。