ハリウッド流☆モテる技術

ハリウッド流☆モテる技術

ハリウッド流☆モテる技術

  • 作者: マックス桐島
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2012/01/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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何だか「モテる技術系」の本ばかり読んでいるが(笑)メインは男性向けである。以前から「同じ人間なのに、どうしてオトコとオンナは違うんだ?」という疑問を持っているからである。
著者は長らくハリウッドで映画プロデューサーをしてきたマックス桐島氏。ハリウッドはエンターティメントビジネスの総本山だ。誰もが「モテるためにはどうするか」ということを、人生をかけて考え抜いているのである。
「モテ男子の言動を至近距離で目撃してきた業界人に密着取材ならぬ、密着師事をして、日本の非モテ男子とその予備軍のために、実地体験を通した"モテ男子プロデュース計画"をたてることにした」のがこの本である。ハリウッド、また映画プロデューサーらしいがどうやったら「自分をモテる男に演出する」ことができるか、ということが紹介されている。

  1. ハリウッドの肉食女子に「モテの基本」を教わる
  2. ハリウッドのカリスマ衣装係に「モテの技術」を教わる
  3. ハリウッドのスター俳優に「モテキャラ演出術」を教わる
  4. ハリウッドの美女店員に「モテ会話の極意」を教わる
  5. ハリウッドのVIPルームの用心棒に「モテしぐさのツボ」を教わる
  6. ハリウッド一流のスタントマンに「モテボディの作り方」を教わる
  7. ハリウッドのセレブ夫婦に「モテ男子の育て方」を教わる

「モテの基本」は、「小汚い格好をやめる」「男惚れする男になる」「同感上手になる」「楽な人になる」「自分に自信を持つ」「『彼のことが気になる・・』と思われる言動をする」だそうだ。
「小汚い格好をやめる」これは「こざっぱり」ということだ。こざっぱりとした自分を演出するのがポイントである。先に紹介したアダム先生の「モテ本」にも書いてあったが、ファッションと清潔感で好感度は全然違ってくるのである。「こざっぱりしてファッションに気を遣え」というのは世界共通なのだ。

「楽な人になる」というのは「女性にリラックスと楽観思考を提供する言動や行動が、男性のモテ度を急上昇させる」ことである。イージーな人になれということではない。女性を悲しませない、苦しくさせない男性が「モテ男子」なのである。
「モテキャラ演出術」。危険キャラと無難キャラを合わせ持つ、ハイブリッドがこれからのモテ男子だそうだ。さらにモテキャラ演出のためには「非モテ心理」と永久に決別することもポイントだそうである。モテ心理は以下のとおり(非モテ心理をカッコの中に書く)

  • ダメもと(断られたらどうしよう)
  • 自分なら(自分なんて)
  • 去る者追わず(許せないから忘れられない)
  • とにかく塁にでる(ホームランか三振)
  • 次につなげる(終着点だけを目指す)
  • 結果にこだわらない(結果がすべて)
  • 自分はモテる(自分はモテない)
  • 自分が好き(自分が嫌い)
  • 倒されたら再起すればいい(倒されたら終わり)

だそうである。これ、モテ心理に限らず、全てのことに通じるではないか。

また「最終決定を女性に委ねる男性」「この人といると息がつまりそうだと感じる男性」は女性が本能的にNGを感じるという意見には全面賛成。
「モテ会話の極意」私が最初に勤めた会社は、デンマークの会社だった。よく取引先のイタリアの会社から、リカルドという若いイタリア男が来ていた。彼は仕事でよく地方に出張に行くのだが、田舎の中華食堂のおねーちゃんにも「Bella(キレイだね)」と言うらしかった。この本にも「ほめること」と、書いてある。ハリウッド流モテトークが日本でもそのまま通用するとはあまり思えない。アダム先生の本にも「日本の男性は女性をほめるのがヘタである」と書いてあったが、確かにそんな感じだ。
「モテ男子の育て方」。これは非常に興味深いテーマである。私には子供はいないが、将来養子をもらったりすることもあるかもしれない(笑)。男の子がいるのだったら、是非モテ男子に育てて欲しいものだ。
まず、大人っぽい考え方や言動を身につけさせる。「彼はBoyじゃなくてManだわ」と女性に言わせるように育てる。具体的には、「年上のグループと交際させると、女子に気に入られる男子に育つ」「女性がもっとも生理的に嫌うのは"こども大人”だ」
ジャックとシャロンという夫婦はには息子がいる。彼らはハリウッドで高級リムジンサービスをしており、会社には「心得リスト」が貼られているらしい。日本では珍しくもないが、アメリカ、特にハリウッドでは珍しいのだそうだ。この心得を守れば顧客を満足させられるという、「客にモテるドライバー」の育成をしているのである。

  • 絶対に客の態度に気色ばまない
  • 絶対に客の挑発に反応しない
  • 常に客の要望には耳を傾ける
  • 絶対にノーと即答しない
  • 絶対に客と口論しない
  • 絶対に自分のことを話題にしない
  • 常に女性客を念頭におく
  • 絶対に状況報告を怠らない

これを元に、ジャックとシャロン夫妻は息子の脳裏にインプットしたのは

  • 女の子の態度にイライラしないほうがモテるのよ
  • 女の子にイヤミやジョークを言われたら、受け流したほうがモテるのよ
  • 女の子の要望は、とりあえず聞いてあげるとモテるわよ
  • 女の子には、すぐに「ダメ」とか「できない」とか返事しないほうがモテるのよ
  • 女の子とは、言い争いをしないほうがモテるわよ
  • 女の子には、自慢話や身の上話を自分から切り出さないほうがモテるのよ
  • 女の子をいつも気にかけてあげるとモテるわよ
  • 女の子に今の状態を知らせてあげるとモテるわよ

「○○すれば女性が喜ぶ」と教えて育てるのである。
引き続き、非モテネガティブだった息子の友人のためにも夫婦は「モテ意識講座」を行った。

  • うまくいかない光景より、うまくいく光景を先に考えましょう
  • 持っていないモノより、持っているモノに集中しましょう
  • ダメなところより、いいところを見ましょう
  • けなすより、先にほめましょう
  • 欲しがるより、ありがたく思いましょう
  • しかめっ面するより、笑いましょう

父親のジャックが息子に話したスポーツ関係のメタファーである。

  • 投手は球種が多いほうがいい。緩急があって的を絞らせない投手は打者を翻弄できる
  • ゴールに近づくほど沈着冷静に攻めろ。「がむしゃらに強引に」だけでは得点できない
  • 負けていてもあきらめない選手やチームは、相手を根負けさせるパワーを秘めている
  • 相手を圧倒することだけが勝利への道ではなく、意表をつくほうが効果的
  • やらなければならないことを時々するプレイヤーよりも、してはいけないことを絶対にしないプレイヤーのほうが重宝がられる

まとめ。モテ男子に育てる方法。

  • 子を年上グループと交流させよ!
  • 親は子を"子ども大人"にするな!
  • 親は息子にモテる態度を示せ!
  • 親は5つのフレーズ(Thank you, Sorry, Yes, Thanks to you, Let me do it)を口にせよ!これは、感謝、反省、素直、謙譲、奉仕であり、女性が男性に求める資質であると共に"大人の要素"でもある。
  • 日々の会話からモテ意識を高めろ!

「モテ男子」への道は東西を問わないのである。こうやって内面を磨き、あとは正しいベッドでのテクニックを学ぶべし(笑)。

もし「ランチェスターの法則」で、恋愛戦略を立てるなら。

もし「ランチェスターの法則」で恋愛戦略を立てるなら

もし「ランチェスターの法則」で恋愛戦略を立てるなら


ランチェスター戦略」というのは「おお、部長が好きなヤツか」みたいな感じだが、それを恋愛戦略に応用したもの。大谷由里子氏(セミナー女王の異名をとる。吉本で横山やすしのマネージャーをやっていた経験あり)、と河辺よしろう氏の対談と、20の恋愛ショートストーリーで構成されている。

大谷「恋愛に必要なのは、まず二人きりになること。帰り近が違っても『わたし、そっちの方にに用事あるの」なんていうのも大切。同じタイミングでトイレに行くのもいいかも・・」
河辺「それ、ランチェスターでは「持近戦」って言うんだよね」
大谷「そのテクニックならいっぱいある」
河辺「1機の飛行機を落とすのに、3機機で仕掛けると確実だよ。これは「必勝の2・8・3法則」っていうんだ」
大谷「わたしの女友達は、彼の母親、彼の友人、彼の上司に気に入られて、彼を落としたよ」

おお、これもランチェスターの法則なのかい!

戦術と戦略の違い。若い頃は現場で戦術系の仕事をするのは当然だ。勤め人だったら、35歳までは戦術系の仕事を地道にしなさいというアドバイスもあった。これは職人や芸の道も似たようなものだろう。最初は下積みするのは当たり前だ。逆に言えば35歳までに屋台骨をしっかり作っておかないと、後が大変である。

河辺:与えられた環境がとんな状態であれ、そこでベストを尽くせない人は、サラリーマンとして優秀とは言えないし、そういう人が独立したところで、何者にもなれない。
サラリーマンは、活躍する場を会社が用意してくれてるんだから、その環境を生かせない人が、独立して自分でその場を用意するところからスタートするなんて、無理です。そこで腐る人と辞める人との遣いが、人の器を作ると言っていい。「こんな仕事
なんて」とか「会社が分かってくれない」と簡単に言う人は、独立してみたって、行き詰まれば「お客が来ないから」とか言って、今度は世間のせいにするでしょうしね。

大谷:結局は、与えられた環境のなかで、自分がどれだけ頑張れるか、ということなんですね。

  • 評価は自分の現在位置、冷静に受け止めよう
  • オンリーワンはナンバーワンの先にある(オンリーワンであることは、努力をしなくていいことではない。オンリーワンとしてかがやくための努力は、必要である
  • 「目的」と「目標」をはっきりさせて、計画を練る

目的とは ことの狙い、目当て
目標とは 1.わかりやすいこと 2.数値化されていること 3.「時間」が組み込まれていること
計画には、できるだけ具体的な数値を入れる

  • 「買ってもらう理由」探しで需要を作り出す
  • クライアントを幸せにしたいという愛情が必要
  • 「トライアル」でリアクションしやすい状況をつくる
  • 営業力=訪問面会回数の二乗×質 会えば会うほど親密さが増す
  • リミッターを作らない。「どうせ」「しょせん」はNG
  • 「思い込みの魔法」が人を巻き込む
  • 年齢に応じたアップデートをする
  • アップデートしないで売れている商品はない
  • 仕事は、戦略と戦術があることを、まず知ろう
  • 一隅を照らす努力を惜しんではいけない
  • 35歳前後までに、自分の将来のビジョンを持つ
  • 組織がどういう役割を求めているかを話し合う
  • 戦術だけでは勝負は停滞する(先を見据えたビジョンを持って戦略を立てることが必要)
  • 成功を決めるのは「願望」と「熱意」
  • 「目的」「目標」のズレがあると話し合いは平行になる
  • 恋人も家族も、私生活においての顧客
  • 家庭でも職場でもない「第三の場所」を持つ
  • 弱者同士はグチを言うだけでなく、モチベーションを高め合える関係に
  • ワクワク感を起こさせるのは「非日常」の刺激
  • 「ヒット商品の三原則」を心得よう。
  1. 「ニーズ」具体的な誰かの「探している」「困っている」のために
  2. 「意外性」先見性のあるアイディア
  3. 「変化」時代に合わせた改良
  • 顧客維持対策の鍵は、顧客心理を読むこと
  • 「二人の将来のための投資」と感じられるビジョンを作る
  • 新規参入には「差別化」で対抗
  • ポジショニングマップで戦うべき場所が見つかる
  • 次の一手は、現状分析ができて初めて決まる
  • ストレスは次のリアクションへのモチベーション
  • 優れたリーダーの資質は、恋愛でも女心をつかむ
  • 世間や他人の価値判断に頼らない自信を培う
  • 選択する強さ、潔さが魅力になる
  • 交渉は相手を説得するのではなく選択させることが肝心
  • 自分の利点と市場の好みを知って、利点を演出する
  • 三パーセントの情報がミステリアスさを演出し、想像力をかき立てる

こんなところである。私もキーボードを叩きながらアタマにいれているのだ。
元々ランチェスター戦略は戦争に用いられたものだが、日本では経済戦略として知られている。戦争は相手に好かれなくてもいいが、ビジネスと恋愛は、相手に好かれてナンボである。日本に入ってきている経済メインのランチェスター戦略は、恋愛にも十分応用できるのだ。

著者の一人、河辺氏が今回の執筆で気がついたことが三つあるという。

  • 一つ目は、「愚者を演じられる」ことの大切さ。
  • 二つ目は、日常の発見こそ幸せのもと、ということ。
  • 三つ目は、円分自身が変化を作り続けること。

最近はソーシャル・ネットワークの広まりなどで「人に好かれて競争に勝つ」というのが、ビジネスでは大切になってくるらしいが、これも戦略的に「誰に好かれたいのか」というビジョンの設定が必要だ。「みんなに好かれる人」というのは、「どうでもいい人」にもなってしまうから。この辺りはしっかり勉強しよう。

脱会議 今日からできる!仕事革命

脱会議 今日からできる! 仕事革命

脱会議 今日からできる! 仕事革命


実は日経ビジネスオンラインに同名のコラムが連載中から読んでいた。最近会議に出ることが多いし、会社員の知人に聞いたりすると、本当に会議が多いらしい。私も会議のアレンジをする仕事をしていたし、会社勤めの経験があるのでよく分かる。
某通信会社に1年ほど派遣で行っていたことがあるが、会議のための資料づくりばかりしていた。当時はプロジェクタでPowerPointを発表するのではなく、配布資料をPPTで作っており、かちょー達は「如何にしてキレイな会議資料を作るか」ということに業務時間の半数以上をかけ、会議をするのである。
また、本書で紹介している「テレビ会議」も経験があるが、あれもどうかなと。今だったら、Skypeでも使って、時間を決めて短時間で済ませればいいのではないか。
色々な会議がある。何かを決める会議、年中行事の会議、営業会議、報告会議など、とにかく会議は多い。10数年前の「就職氷河期」で、新卒の採用を控えたため、今は30代が少なく、若手と年配者という構造になっているようだ

「脱会議」で、会議の数、人数を二分の一にすると・・
部下からの報連相が増え、部署の状況が把握しやすくなる
指示待ち人間が減って組織が活性化し、業績も上向く
本来やるべき仕事に時間が割けるので、顧客満足度も上がる
勤務時間が短くなり、家族と過ごす時間を増やせる

また、アジェンダと時間がしっかり決まっている会議ならいいのだが、ダラダラ雑談をしているとか、出なくていい人間が出席し、その人の仕事の時間を盗んでいる会議もある。
著者の横山氏は「会議中毒」の会社員時代を送り、「会議うつ」になったのだそうだ。それが「脱会議」というアイディアにつながった。

会議スペースをなくす、立って会議をするなど「脱会議」のやり方は色々ありそうだ。「会議」という名前を使って、人様の大事な時間を盗んではいけないのである。

なお、表紙は力強い武田双雲氏によるもの。
この本をデスクに置いておけば目に付く、脱会議へうまく持って行けるようにということらしい。

モテる男の技術

モテる男の技術

モテる男の技術

  • 作者: アダム徳永
  • 出版社/メーカー: 日本文芸社
  • 発売日: 2011/10/21
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アダム徳永先生と聞くと、イロモノ扱いするヒトもいるようだが、結局アダム先生が説いているのは「愛」なのである。

相思相愛こそが、モテの本質なのです。

第1章 モテたければ、モテる生き方をしよう

  1. モテる男とは一体どんな男?
  2. モテたい願望さえあれば、あなたは合格
  3. 顔の良し悪しは全く問題ではない
  4. あなたが持つ豊かな感性を引きだそう
  5. セクシーなオーラは誰でも出せる
  6. マメな男には努力でなれる
  7. 女性を尊敬する心構えが、好かれる男にする
  8. 簡単に付き合える女性を選ばない
  9. 人のよろこぶことを実践してみよう

なるほど、これは男女共通ではないか。男性に関しては確かに「顔の良し悪しは関係ない」と思う。ミック・ジャガーとか、スティーブン・タイラーはどちらも唇が特徴的だが、外国の方に言わせると、あれはセクシーないいオトコの部類に入るんだそうである。実を言うと私は得結構ゴリラ顔とか好きかもしれない(笑)。若い頃はアイドルやイケメンに熱をあげるのは当然だが、オトナになってくると、やはり中味がモノを言う。

アダム先生からは「初デートはやはり映画」というアドバイスが書かれていた。
「彼女が見たいという映画優先」。暗くなったら手を握っちゃえ(笑)とか「イヤ」と言われたら「あ、間違えちゃった」とごまかせとか(笑)具体的事例が載っている。彼女がロマコメを見たいのに、戦争映画やカンフー映画を強要するとか(笑)そういうのはやはりよくない。相手の好みをリサーチするのも重要なのだ。
また、一緒に映画を観に行って(特に自分が見たい映画だった場合)その映画をめちゃくちゃにけなされたことがある。
ナインハーフ」と、プレミアム試写会が当たった(ナマでトムクルを見た)「ヴァニラ・スカイ」だ。どちらもエロティック・サスペンスだが、「理解できない」「気持ち悪くなった」とか言われると『お子ちゃまだ・・・』と思うしかないではないか。

「男の価値を下げる自慢話は決してしない」

このエピソードは重要である。
アダム先生のスクールに通っている20代の男性がいた。彼女いない歴2年ということなので、アダム先生はパーティに招待した。ところが、後で聞いたところ。彼は女性たちに対して「オレ、アダムスクールに通ってるから、テクニックばっちりなんだよ」と、下ネタ混じりで話し、「だから、どう、オレと今夜?」的なニュアンス満載だったそうなのである。勿論、そんな下品な男の誘いに乗る女性がいるわけがない。アダム先生は彼の先生として、怒りを越えて情けなくなったそうだ。アダム先生曰く、

彼は結局、本質的な部分で女性をバカにしているのです。女性を性欲の対象にとしか見ていない男性が、女性から好意をもたれるはずがありません。
自分をアピールするよりも100倍効果的なのは、心から相手の女性に好意を持ち、その女性を心から尊敬することです。そのピュアな気持ちは絶対に、態度や表情に表れます。それだけで好印象をもってもらえるのです。
エッ、本当にそれだけで?と思われるかもしれませんが、自信をもってイエスと答えましょう。
愛するとは、相手を理解し、相手を受け入れ、相手を尊重し、相手を喜ばせる努力をすることです。これが愛の行為です。

ちょっと前、ある男性が、アダム先生のテクニックをDVDで学び、それを実践している、そして、アダム先生の本の通り、複数との女性との30分にも及ぶ前戯を実践しており、セックスを楽しんでいると書いてあった(私はそれを読んでチェックする役目だったのだ)。アダム先生のように、女性を愛することが一番大切なのではなく『自分が楽しんでいる』というニュアンスである。それにも関わらず、本人は早く結婚したいと言っていた。

他の何名かの男性の反応は非常に不思議で「大したことないじゃん」と、気軽に言う人が多かった。しかし、私が真面目になって、こんなことを公表したら、どんなコトになるのか、この書きようでは、お金を払って「楽しんでいる」ということがわかることを繰り返し述べたところ、男性諸氏もコトの重大さがわかってきたらしい。その他にも公表したら社会的な問題が起こることは間違いなかった。

要するに彼は『彼は結局、本質的な部分で女性をバカにしているのです。女性を性欲の対象にとしか見ていない男性が、女性から好意をもたれるはずがありません』ということなのだ。
私は先の件で本当に不愉快な思いをしたのだが、こういうことだったんだ、と改めて気づいたのである。

あと何点か。
女性の話は「聞いていればいい」のである。嫌いな相手には基本的に話をしないのだから、ただ聞いていればいいのだ。そして、女性の話に対し「結局、キミが言いたいのはこういうこと?」と、勝手にまとめてはいけない(笑)。
「結局、何が言いたいんだ?」と思ったり、口に出してはいけない(笑)。とにかく喋らせておけばいいのだ。
男性でもおしゃべり(最近はwikipedia君みたいなのも多い)は多いが、女性と初めて話を交わす時は、聞く側に回るのが得策だと思う。
女性は脳がマルチタスクをこなすので、おしゃべりしながら周囲に注意をはらうことができる(例えば子供の面倒を見ながら、更にテレビを見ながら)。男性の脳はマルチタスク的ではないので、喋っているとそれに夢中になって、人が呼ぼうが声をかけようが聞こえなくなることがあるが、これは余りカッコよくはない。あ、お喋り君は結果的には人の話をよく聞かないのか(笑)。お喋りでも丁々発止でテンポよく会話ができればいいわけだ。

まあ、何にも喋らないというのも考えものだ。
「自分は、不器用ですから」と言うのを許すのは(笑)高倉健さんだけである。

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

聞く力―心をひらく35のヒント (文春新書)

「モテなくていい」という開き直りや、白いブリーフに家では万年スエットでは良くない。

ちなみに、オットに、白ブリーフをはかせるというツマの話を聞いた。何でも浮気防止なんだそうである。まあ、確かにズボンを脱いだら白ブリーフだったらドン引きするだろうな(笑)

毒婦。

毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記

毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記


北原みのり氏による、「週刊朝日」連載の木嶋佳苗の裁判傍聴記をまとめたもの。佳苗の生い立ちや、そのバックグラウンドは余り知らなかったが、逮捕された時は驚いた。その後、何故これほど多数の男性がいともたやすく彼女の手に落ちたのかと言えば、男性を籠絡させるようなセックスのテクニックを持っているのだろうとか、様々な憶測が流れた。
傍聴記自体は、時系列で読みやすく、北原氏の鋭い観察も交えて進んでいく。この事件が他の女の事件と違うのは、佳苗の後ろに「オトコの影」がないことだ。それが大きな特徴と言える。

"ブス"をあざける男たち 佳苗はそんな男達を嘲るように利用した

これはオビのコピーだが、まさに彼女は「そんな男達を嘲るように利用した」のだ。

被害者男性がさらし者になったのも、この事件の特徴である。「女性経験がないから」「オタクでモテないから」「だからあんなブスにひっかかった」とか。加害者が美人でないと、被害者までおとしめられるのか、北原氏は書いている。

改めて感じたのは、意外と冷めているオンナの感覚と、男性が割と「料理が上手で、ちょっとピアノとか芸術的なこともできて、尽くしてくれて、おまけにセックスは積極的」でなおかつ男性の年齢や容姿は気にしない、みたいな女性を求めているのか?ということ。結婚相手に対してはやっぱりオトコのほうが未だコンサバなのだろうか。

オンナは微かに頷くか。オトコは恐怖でのけぞるか(笑)

宇宙とつながる成功習慣。 瞑想と操体

宇宙とつながる成功習慣―1日10分で、最高の自分を引き出せる瞑想メソッド

宇宙とつながる成功習慣―1日10分で、最高の自分を引き出せる瞑想メソッド


ISIS編集学校のご縁でFacebookの「お友達」が勧めていたので、読んでみた。瞑想といえば、10代の頃結構はまっており、内藤景代先生の「ヨガと冥想」(瞑想ではなく冥想)「冥想 こころを旅する本」を読んで実践していた。べつに理由はないのだが、なんとなく瞑想(冥想)って、格好いいじゃん、位の感じだったのだが、やっているうちに段々面白くなってきた。何が面白いのかというと、色々な事をVisualise(ヴィジュアライズ)することが面白くなったのである。朝、家から学校までの道のりをアタマに浮かべてみたり、自分の部屋の中を「小さな私」になって探検してみたり、額の裏のスクリーンに映像をありありと映したりするのだ。

新版 冥想―こころを旅する本 (Yoga and meditation)

新版 冥想―こころを旅する本 (Yoga and meditation)


ハッピー体質をつくる3分間瞑想―心と体がオーラに輝く月の意識のヨガ瞑想

ハッピー体質をつくる3分間瞑想―心と体がオーラに輝く月の意識のヨガ瞑想


ヨガと冥想―入門から神秘体験へ

ヨガと冥想―入門から神秘体験へ


いつでもどこでも「瞑想」入門 (PHP文庫)

いつでもどこでも「瞑想」入門 (PHP文庫)

今現在、操体法東京研究会でサブ講師として指導にあたっているが、受講生が多数いても、それぞれの動きがキャッチできるのだ。例えば、一人だけ違う指を使っていたりするとすぐわかる。「何でそこまでわかるの?」と聞かれることがあるのだが、多分これは若い頃の瞑想の練習のタマモノではないかと思っている。

この本は、世界銀行で人事カウンセラーの経験がある筆者によって書かれたもので、ハウツーの瞑想本ではない。著者、中野裕弓氏が以前習った瞑想法をごくごく簡単に紹介してあるのだが、瞑想を習慣にすることによって、自分の生活がどう変わったのかということが紹介されている。バリバリのキャリアウーマン風、上昇志向、ハードワークで頭痛持ちになり、鎮痛剤が手放せなかった中野氏(他の部署の男性が「中野さんのゴキゲンは?」と聞いてから来たらしい)が、ふとしたきっかけで瞑想のスクールに通い出す。そこから彼女が世界銀行の人事カウンセラーとなり「直感型」を活かして活躍していく。

書いてあるメソッドはトライしやすいものばかり。

気功とレイキ。エナジーバンパイアから身を守る方法

「エナジーバンパイア」から身を守る方法

「エナジーバンパイア」から身を守る方法


エナジーバンパイア撃退ハンドブック  自分の身は自分で守ろう

エナジーバンパイア撃退ハンドブック 自分の身は自分で守ろう


その昔、飲み屋で外気功(医療気功)の先生にスカウトされて(?)気功を勉強したことは、何度もブログで書いている。
暫くご無沙汰しているのは、お側仕えしている自称「霊能者」の女性の存在もある。ある日夢にお不動様が出て来て、お告げ通りに庭を掘ったら、仏像が出て来て霊力を得たとか、何だかそんな話ではなく要は

「色々勉強するのは大変だし、手技は時間がかかるし・・・じゃあ霊感占いやっちゃおう!」みたいな感じだったのである(昔別の知り合いでいきなり霊感占い師になった人がいたっけ)。勿論、世の中には本物もおられることは知っているが、誰かの霊感に頼るのだったら、原始感覚(快か不快かききわけるちから。操体はこの感覚を育てるのも目的の一つである)を磨いたほうがいいのではないか。

と思って先の気功の先生をネットで検索してみたら・・・、なんと霊感占いをやっていた(笑)。その後気功治療っていうのもなかなかいいかもしれない(笑)。

私自身、直感が鋭くなったり、視診触診が上達したり、「拡散する集中」ができるようになったのは、気功の修業を積んだりしたからだと思う。結構大変な修業なのだよ。

気功とレイキの違いとは何か?
気功の先生のところへ通っていた時、レイキをやっているという人が結構来ていた。
レイキは数度のアテューメントで、エネルギー回路を開き、そこから宇宙のエネルギーを取り込む。本人は中継アンテナみたいなものか。また、そんなに時間をかけずにマスター(というのか?)できるのも広まっている証拠なのかもしれない。

外気功と内気功はちょっと違う。内気功について、外気功(医療気功者)は「踊り」ということがある。悪いことではなく、健康増進のためなので「医療や治療」にはならない。外気功は、気功者自身がエネルギーをからだに取り込み(充電みたいな感じ)、それを邪気払いや気の注入に用いる。エネルギーを通す回路を先生に開いていただきながら、修業するのである。

それはさておき、本屋でこの2冊の本が気になって購入した。というのは、ある友人に勧めたくて読んでみたのだ。
納得したのは、親子でも家族でも「エナジーバンパイア」の場合もあるということ。いくら血縁でも、どうも会うと疲れるとか、そんな場合のことも書いてある。

「凝視する」「やたらからだに触れる」「人の持っているものを黙ってよく使う」というのは、エナジーバンパイアの証でもあるらしい。

そして、私達のような「治療家・臨床家」も、場合によっては患者さんなりクライアントからエネルギーを吸ってしまう(つまりバンパイア化)ことになることもある、と書いてある(勿論回避方法あり)。

現世でエナジーバンパイアの被害に遭っている人の多くは、宇宙からつかわされた、アセンション要員という説もあるそうだ